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第二期「国連会議」に大阪から9名が参加~報告と参加者の感想



さあ、核兵器禁止条約を締結させようー大阪代表団派遣

■「私たちは世界の平和とつながっている」
  大阪原水協理事長  岩田 幸雄

 天候不順のため深夜のニューヨーク到着となりました。しかし翌日は、国連会議傍聴のため厳しいID審査とチェックを経て、やっと会場へ。

 発言を聞きながら「こうして禁止条約がつくられていくんだ」、「自分は今、歴史的瞬間に立ち会っているのだ」という思いで、必死にメモをとりました。どの政府の発言にも条約づくりへの強い期待が示され、その発言者の多くは女性でした。欠席したアメリカ政府の机上には、折り鶴が置かれていたことも印象的でした。

 女性行進の集合場所では、豪雨で押しつぶさせそうなテントの中へホワイト議長が駆け付け、署名を受け取ってあいさつしたのには驚き感激しました。女性行進でも、セミナーでも、原水禁世界大会に参加したアメリカ、オランダなど海外代表の仲間が要員や進行役としてお世話をして支えてくれていて、彼・彼女らと再会を喜びながら世界大会の役割の大きさを再認識しました。今回のニューヨーク行動を通じて、私たちの日常の署名や集会などの行動の一つ一つが国際社会を動かし、世界とつながっていることを実感しました。また成立するであろう禁止条約は確かに歴史的・画期的な出来事ではあるけれど、それは新しい始まりの第一歩と考えて、これからも頑張らねばと思いました。


 大教組 岡本 亮介
 今世界で注目され今まさに議論されている核兵器禁止条約に関する検討会議に国連内で傍聴できることをとても嬉しく思います。

 核廃絶に向けた各国の姿勢、国際世論に注目したいと思います。

 またパレードや署名活動を通じて核廃絶を願う世界中の方々と共有できること、特に他国の青年たちとの合流を楽しみにしています。

 また日本に帰ってもニューヨークで感じたことを少しで広めることができたらと思います。

 今回の活動ではたくさんの機会があり、その都度新しい刺激となりました。とりわけ署名活動において強い印象が残っています。セントラル・パーク付近でヒバクシャの写真や横断幕を並べながらみんなで声かけを行いました。

 できない英語ですが、数少ない文で署名の訴えをし、断られたとしてもほとんどの人が何かしらの反応を返してくれます。そして中身をしっかり見て署名をしてくれたときは、とても嬉しかったです。普段の署名活動では苦手な面もありましたしが、初めて楽しいという感覚になり、もっとしたいと思いました。

 これからの活動の際、今の気持ちを大切に残し頑張っていきたいと思います。

 民青同盟大阪府委員会 常任委員 大勝地平
 私は学生時代に原水爆禁止世界大会に参加する「大阪学生ピースツアー」参加したのをきっかけに、ヒバクシャの方の話や一緒に語りあった仲間の存在で、「自分に何ができるか?」「大阪でもできることがないか?」と考え、学び行動するようになりました。今回核兵器に悪の烙印がおされるという画期的な行動に参加できるということで本当に光栄です。日本政府が世界の本流に背を向けている中で、日本の市民社会がはたす役割を自覚しながら、色々なことを吸収して帰って来たいです!

 ニューヨーク行動で印象的だったのは、国連会議で各国政府代表が核兵器禁止条約を「もっと豊かに!」「もっと多様に!」と前のめりで議論を積み重ねている姿でした。日本の非民主的な国会運営にがっかりさせられる中で、前向きに人類の英知を結集するというのはこういうことかと実感を持ちました。

 現地や世界の青年や団体との交流も印象的で、環境、医療、福祉、経済、教育などあらゆるアプローチで核廃絶について議論が交わされ、色んな団体と世代が共同していくことが改めて大事なんだと感じました。大阪に帰って、まず世界の本流を直に感じてきた感動を伝えたいなと思います。

 同仁会・「介護老人福祉施設みみはら」の介護福祉士の岸上耕平
 核兵器は非人道的な兵器です。核兵器が使われなくても、所持しているだけでも恐ろしい事です。核兵器廃絶は全人類の課題だと思います。その核兵器廃絶にむけてのプロセスが今ニューヨークで行われている為、その動きを少しでも前進させる為に現地で様々な活動に取り組みたいです。

 ニューヨーク行動に参加して、核兵器禁止条約の国連会議で各国の代表者の発言が印象的で、全ての国が条約を批准されるように、系統的な議論がされていました。会議を傍聴させていただき「核兵器の無い世界」実現のプロセスを目の当たりにできた事にとても感動しました。核兵器禁止条約は締結されていきますが、その後は私達の不断の運動によって確実に各国に条約を批准させる事が必要です。「核兵器の無い世界」実現の為に、ニューヨーク行動で学び、経験した事を日本に帰ってから多くの人に伝え、運動の発展のために尽力したいです。

 大阪平和委員会 山本 樹
 NYへ向かう空港で抵抗する市民から声を奪う共謀罪が国会での暴力的な採決により、成立したことを知りました。

 不正義に対して「おかしい」と言えば逮捕されるかもしれない法律ができ、日本社会の民主主義がいよいよ危機を迎えていることを改めて実感し、恐怖を覚えます。しかし、私達が要請行動を行う「核兵器禁止条約」は「核兵器のない世界」の実現を願う多くの市民の行動により生まれたものです。NY要請行動で「行動すれば変えられる」ことを改めて胸に刻み、帰ってきたら「NO WAR! NO NUKES!」と更に声をあげていきたいと思います。

 前文の一段落ごとに各政府・市民社会の代表が対等な立場で意見を述べた国連会議、女性行進では人種、民族、信仰を越え、多種多様な人達がみんな横断幕やプラカードを掲げて核兵器廃絶を訴えるなど草の根の運動の力が世界を動かしていることを実感しました。

 今回の交渉によって核兵器禁止条約は採択される見込みですが、交渉を棄権した日本の条約批准に向け、草の根の運動を日本のなかで進めて行きたいと思いました。

■核兵器廃絶、被爆者援護・連帯の思いをはせ
 西淀川労連副議長 矢野 正之
 3月に国連本部で行われた“核兵器禁止条約の制定交渉会議”は「建設的で大きな成果があった」とされ、5月22日には草案が公表されました。草案は、「ヒバクシャおよび核実験被害者の苦難に留意」し、「多数の非政府組織およびヒバクシャの取り組み」を高く評価しています。そして、核兵器の「開発、生産、製造、取得、所有、貯蔵、移転、受領、使用、核爆発実験」などを禁止し。締約国は核兵器の「配置、導入、配備」などを禁止する義務を負うとし、さらに被爆者支援を義務付けるなど、文字通り核兵器を違法化し、被爆者の切望にこたえるものとなっています。6月15日から7月7日に行われる「国連会議」で多くの国連加盟国の賛同で採択されることが強く期待される。私は、この国連会議ニューヨーク行動に皆さんの大きな支援で代表派遣されます。思い起こすと今から30数年前、「人間をかえせ」の10フィート運動のフイルムを見て衝撃を受けました。その時から被爆者連帯と核兵器廃絶運動の原点になりました。またその時の世界は核抑止力論、「核の傘」論が大勢を占めていた。それから思うと私たちの草の根の運動と被爆者の思いが着実に世界平和につながっている。このたび、この場に立ち会うこと感無量です。国連会議に傍聴して感じたことは、草案の前文をパラグラフごとに議論しているのを目のあたりにして、民主的運営が貫かれていることにまず感動しました。NATO加盟国のオランダが参加し、核兵器禁止条約に賛成の立場で文面の修正論議していたのは印象的でした。また、討論全体が核兵器禁止条約を賛成する立場でより積極的な発言でした。もっとも感動したのは「ヒバクシャ国際署名」を被爆者自らホワイト議長に手渡したのは国際会議場の中で行ったことは私達がこの国連会議のメンバーであると感激しました。

■若者、女性の力強さを実感した
 医療生協ヘルスコープおおさか 増田博
 3月末に歴史的な「核兵器禁止条約」締結に向けた多国間の国際交渉が開始され、6月15日から提起された条約案の討議が始まりました。私が、今回参加するにあたり医療生協の「ふらわぁ東支部」の総会で1人組合員さんから「本がありますので読んで下さい」と手渡されました。それは29年前につくられた「被爆者婦人のつどい20周年記念誌・・・母を返せ、私達を返せ」でした。そこには、広島で被爆された9人、長崎で3人の被爆女性の苦しみと戦後の困難な生活の中から被爆者どうし力を合わせ被爆者救済の運動、核兵器の恐ろしさを伝える「語り部」としての活動を続けてこられたことなど、涙なくしては、読めないお話しばかりでした。

 私達医療生協の組合員で大先輩が戦後の苦しい生活を振り返り、体調が悪くても原爆語り部として、命を削るような活動を続け、核兵器をなくせ、平和を守れと訴えてこられたことを知り、その思いをニューヨーク・国連へ届けます。アッという間の5日間。デトロイトでの時間待ちからスタートしたアメリカ、ニューヨーク、国連への旅。国連は大きかった。会議場での熱気ある討議、「女性行進」の大雨の中での行進。アメリカの若者、女性の力強さを実感しました。いよいよ帰国!自分自身、何を持ち帰れたか?今後の楽しみです。

■肌で感じた世界の流れ伝えたい
 大阪教職員組合 中央委員 長嶺 美加子
 日本は率先して「核兵器禁止条約」締結に前進するべきだと思う。被爆国である日本に生まれた私は、ヒロシマやナガサキによって世界中に核兵器の恐ろしさが伝えられていることを知っている。戦争を知らない私たちに「二度と繰り返してはいけない」と示している。世界は核兵器のない世界へと向かっている。今回の条約締結に向けて、多くの国が交渉へと踏み出している。その世界の流れを肌で感じ、周りの人々や日本政府にうったえていく力にしていきたい。今回のニューヨーク行動を通して一番印象的だったのは、現地のピースアクションの若者との交流である。国連会議の傍聴はもちろん素晴らしく、世界の交渉に対する前向きな姿勢にも感動した。

 女性行進の前の日にプラカードを描きながら、お互いの活動や平和への思いを話した。世界は、若者は核兵器廃絶に大きく動き出している。

■孫や子に核ない世界残すために
  東大阪 戸川 省三
 核兵器禁止条約の実現を一番反対しているのは、被爆国日本の総理大臣である安倍首相である。北朝鮮の危険なミサイル発射に一番不適切な対応をしているのが日本の安倍首相である。国連における核兵器禁止条約の実現の意義を国民の皆さんに明らかにしながら、同時に安倍首相の引退がこの世界的な道を前に進む上で一番大切であることを国民の皆さんに明らかにしたい。今回の行動によって一番切実に感じたのはこのことであるか?日本に帰ってより2020年NPTにむけて「ヒバクシャ国際署名」をさらにひろげながらこの点を日本の国民にわかってもらう活動を地道に続け孫子に核のない世界を残していく人生を全うしたい。

 国連で、核兵器禁止条約交渉会議が開かれ散るのを目の前にして、世界の色々な国が熱心に話し合っているし、核兵器禁止をもとめる行進にも、多くの国々の人々が参加していた。核兵器禁止はまさに世界の多くの国々の人々の願いにもなっていて、今や国連の場でも噴出してきたのが今なのだとおもう。それは、特に、18日に開かれた国際フォーラムでのカザフスタンの女性が、広島・長崎と同じような経験をしているから、活動に参加したというのを聞いて、核兵器をもつ国々は、世界の人々を敵にしてきたのがわかった。だからこそ国連で核兵器禁止条約の締結の気運がもりあがってきたのであろう。

昨年の出発集会(2016.6.30)


さあ、核兵器禁止条約を締結させようー大阪代表団派遣

■大きな成果とエレン・ホワイト議長
  記者会見したホワイト議長(コスタリカ)は、「大きな成果で7月7日には参加国で合意できる楽観的な見通しがたち、また、被爆者証言は、核兵器の破滅的な人道的影響を感じました」と、第二会期へ強い意欲を語りました。


■背を向けた日本政府の態度に失望と批判

 日本政府を代表して高見沢・軍縮大使は「この会議には参加しない」と演説し退席しました。非同盟諸国から失望と批判の声が続出。
ⅠCAN(国際核廃絶キャンペーン)の仲間が代表席に折鶴を置き、「あなたがここにいてくれたら」のメッセージを残しました。


■ここでも被爆者証言が大きな力を発揮

 3月27日、各国首脳より早く演壇に立った藤森俊希・日本被団協事務局長は、「広島のような生き地獄を決して地球上につくってはいいけない」と訴えました。
28日には、カナダ在住のセツコ・サーロさんが広島の惨状を訴えました。各国大使から「人類の大切な方々。感動しました」の声が寄せられました。

■定期総会でニューヨーク行動壮行会

 5月27日の「第55回大阪原水協定期総会」で大阪代表団の壮行会を行います。6月17日には、ニューヨーク女性行進が1万人規模で予定されており、岩田理事長を団長とした大阪代表団は、大パレードに参加します。


6月15日出発
「国連会議」 大阪代表団のみなさん

①岩田幸雄さん 大阪原水協理事長(大阪代表団長)
②戸川省三さん かわち野医生協
③山本 樹さん 大阪平和委員会
④矢野正之さん 西淀川労連
⑤岡本亮介さん 大阪教職員組合
⑥中林真理子さん 大阪教職員組合
⑦岸上耕平さん 医療生協・同仁会
⑧増田 博さん ヘルスコープおおさか
⑨大勝地平さん 非核の会大阪
アーカイブ150704
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当面のとりくみ日程・新着情報




《ヒバクシャ国際署名運動の飛躍にむけた行動計画》


《世界一斉行動~第二会期交渉(6月15日~7月7日)にあわせて、「第三次飛躍ゾーン」》

 

原水禁2017年世界大会の成功にむけて「第三次飛躍ゾーン」


■長崎を中心にした原水爆禁止2017年世界大会には、大阪から500名の参加をめざす。そのため、事前の学習会、人選など準備を急ぐ。
■あわせて世界大会参加者を中心に署名での高い目標をもった「ピースチャレンジャー」を募集する。世界大会までに40万筆の署名を集約する。

秋の国連総会にあわせて「第四次飛躍ゾーン」


■府民的規模での「核兵器全面禁止」をメインテーマにした府民大集会の開催を検討する。府内一斉の署名・宣伝統一行動に取り組む。
■集会の成功にあわせて署名運動の大波を起こし、50万筆以上をめざす。



《7月の6・9宣伝行動》

◆7月19日(水)  


12 :00 ~13:00
上六・近鉄駅頭

●大阪代表団9人が15日、ニューヨークに向けて出発しました。 この行動と連帯するため今週は国際共同行動週間に位置づけられています。 大阪の取り組みとして具体的には、6月17日(土)のヨドバシ前での宣伝行動をはじめ、国民平和大行進の6月30日からの受け入れについてもお世話になります。宜しくお願いします。また、第二次飛躍ゾーンとした行動計画として7月の中旬以降に駅頭での府的な署名・宣伝行動を行う計画です。
 昨年スタートした「ヒバクシャ国際署名」を、世界中で数億集め、核兵器廃絶の動きを強めましょう!!


(上の画像は2017年6月の6・9ビラ版下 PDF大阪原水協版 コチラはワード版
   主催:原水爆禁止大阪府協議会




国連に核兵器禁止条約を求める「ヒバクシャ国際署名」の成功をめざす、原水爆禁止日本協議会のキャンペーン・ムービーです。
https://youtu.be/4YSgAqGpYQU





◆“いわさきちひろ2017カレンダー”普及のお願い

頒価(大阪) 1,400円 A2判・絵7枚
下欄に申込書、「カレンダーを被災地へ」のニュース1号、2号、キャンペーンnewsをダウンロード出来るようにしています。ぜひごらんいただき、普及にご協力いただきますようお願いいたします。


 いわさきちひろカレンダーは、1975年(76年版)以来、41年にわたって核兵器廃絶と被爆者援護・連帯の輪を広げています。3・11以降は毎年、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の被災地へ、また、各地の災害地支援として、みなさんからの募金で被災地の方がたに直接カレンダーを届けています。

 子どもたちの未来に、戦争のない、核兵器のない世界を手渡そうという願いと、子どもたちへの限りない愛を込めた、いわさきちひろさんの作品による【ちひろカレンダー】をみなさんの手から手へ、さらに多くの方へ伝え広げましょう。

■いわさきちひろ2017カレンダー申込書=エクセル文書(PDF版はコチラ)
■「2017 年版ちひろカレンダーを被災地へ」(PDF)
■カレンダー7枚組見本(PDF)

《申し込みは大阪原水協まで》



2015年世界大会 2015年平和行進大阪のとりくみ



◆各団体・地域で原爆展を開こう

2015NPT(核不拡散条約)再検討会議-準備会議(4/30~5/11日)に連帯して


 次回2015年のNPT再検討会議の議題を検討する公式の第1回準備会がオーストリアのウィーンで開催されています。この会議の成功にむけて日本原水協から20名の代表団が派遣され、うち2名は大阪原水協代表で元府高教執行委員の上羽治雄さん夫妻です。
 現地で新パネル「原爆と人間」を中心とした原爆展を開催しています。この取り組みに連帯して各団体・地域でも引き続き原爆展を是非企画してみて下さい。
 岸和田市役所では6月21日~8月3日の間、岸和田市立産業高校をはじめ市内6ヶ所で巡回パネル展が予定されています。
 新パネルは1セット30枚組みで29,500円(送料込み)でラミネートしたものは39,500円です。製作は日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協 )です。
《申し込みは大阪原水協まで》



Copyright © 2011/5/7   一部更新 2016/1/1